伝統的な色・文様の古典柄には、日本らしい美しさから人気があります。
牡丹や菊、蝶など古典柄にもたくさんの種類がありますが、それぞれどのような意味があるかご存知でしょうか。
今回は、着物をもっと楽しみたい方のために、古典柄の意味を解説します。

■牡丹

大きく豊かな花を咲かせる牡丹は、幸福さや高貴さを象徴しています。
原産地の中国では花の中の王様とさえ呼ばれています。
華やかさと気品のある美しさを印象付けられるでしょう。

■菊

菊は古くから縁起の良い花と言われてきており、長寿と健康という意味合いがあります。
中国には菊の節句とも言われる重陽(9月9日)に菊の花びらを浮かべた酒を飲むことで邪気を払って健康を祈るという風習があります。

また、菊の花言葉には「高貴」「高尚」といったものがあり、皇室の紋章にも使われるくらい由緒ある花です。
菊の柄の浴衣を着ることで落ち着いた上品な雰囲気を演出できるでしょう。

■蝶

蝶は幼虫とマユを経て美しく羽ばたくことから不死不滅を意味すると言われています。
そのため、戦国時代の武家の紋章としても非常に好まれました。
また、不老不死という意味が転じて「男女の仲の永続き」という意味合いも含まれるようになりました。

また、「変化」という意味もあるので新しい出会いも意味します。
蝶柄だけの着物というのは珍しいですが、柄の一部に蝶が含まれることで華やかさが増すでしょう。

■朝顔

朝顔の花言葉には「はかない恋」という言葉があります。
朝に咲いて昼には萎んでしまうはかない花に愛を重ねたのでしょうか。
また、朝顔が咲く時期は織姫と彦星が1年に1度会うことのできる七夕の時期と同じです。

このように愛情を意味する朝顔ですが、花の色味は青や紫などの涼しげな色なので夏の浴衣の定番の柄となっています。

■撫子(なでしこ)

大和撫子という単語があるように、撫子とは内面の慎ましさや美しさを表すと言われております。
純粋な愛や優雅という意味があり、控え目ながら凛と美しい花です。
撫子柄の浴衣には清涼感があって爽やかな浴衣が多いので夏に人気があります。

■亀甲

亀甲は長寿を表し、出雲大社の神紋にもなっている由緒正しい文様です。
亀甲の六角形というシンプルな模様が元ではありますが、色々なバリエーションの浴衣があります。

■まとめ

今回は、浴衣に用いられる主な古典柄の意味を解説いたしました。
上記の柄以外にもたくさん古典柄があるので、お気に入りの古典柄を探してみてはいかがでしょうか。