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着物の収納、お手入れと虫干しの基本2019.01.09
こんにちは。多千花きもの着付け教室です。
冬の寒さと乾燥が身体に堪える日が続いていますね。外出もおっくうになるこの寒い時期は、着物の整理にぴったりの時期
そこで今回は湿気や虫食いから着物を守る「着物の収納、保管」についてご紹介します。
着物の保管と収納、キホンのキ
着物のお手入れ、保管の基本は以下の4つが大事です
・湿気を防ぐ
・虫食いを防ぐ
・光があたらないようにすること
・汚れを取り除くこと
着物を脱いだあと、すぐタンスにしまっていいの?
着物を脱いだら、すぐに着物用のハンガーにかけて、体熱を逃がすことが大事です。
洋服よりも、着物は身体に密着している部分が多いので、繊維に体熱から出た湿気を含んでいます。半日から一日程度、ハンガーにかけてから畳んでタンスに収納するとよいでしょう。
汚れを発見した場合は、なるべく早く専門家に依頼しましょう。呉服屋さんや着物専門のクリーニング屋さんが安心です。
汚れは放置する期間が長ければ長いほど、取るのが難しくなります。強い薬剤を使う必要があるために、生地に負担がかかり最悪生地にダメージを与えてしまう可能性も。。面倒くさがらずに、早い処置をしましょう。
覚えておきたい、着物をタンスにしまう時の豆知識
上の段・・留袖など生地が厚いもの、裏地の多いものをしまいます
下の段・・夏物、浴衣、襦袢など薄いものをしまいます
ひとつの引き出しにぎゅうぎゅうに詰め込まないこと。空気の通り道を作っておくためにも、詰込みすぎは禁物です
防虫剤・・着物専用の防虫剤を使いましょう。一つのメーカーの防虫剤に決め、色んなメーカーのものを混ぜないこと。着物の上に直接おかないことも大事です。引き出しの隅におきましょう。
たとう紙・・金箔や銀箔などがある箇所に薄い紙をはさんでおくことで万が一剥がれてしまうことのないようにします。薄紙がなければティッシュペーパーやコピー用紙等でもOK
虫干しの仕方を教えて!
虫干しに最適なのが「乾燥している時期」です
「寒干し」と言われる1月から2月の虫干しの時期に、たんすの整理をしてみましょう。
虫干しと言っても、全ての着物をハンガーにかけなくてもいいのです。引き出しから出して、たとう紙から着物の状態を見てみるだけでも、空気が通ります。
着物を見ておくだけで、カビがはえていないかなど、着物の状態をチェックすることができますよ。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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おかもとたかこ
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