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50代の女性が着物でお出かけ!伝統芸能を堪能しに行きましょう!2018.03.18
着物でお出かけするなら、やはり「日本の文化に触れられるところに行きたい」と思う方が多いのではないでしょうか。
伝統芸能を堪能できる場所というのは、着物で行くと自然とその場に馴染んで雰囲気も楽しめることでしょう。
今回は着物で観られる、伝統芸能を紹介したいと思います。
【凛とした雰囲気を感じるのは能楽】
能楽は、重要無形文化財に指定されていて、さらには、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
能の特徴は、なんといってもそのシンプルさ。
歌のパートの地謡、楽器担当の囃子方、どちらも演者と同じく舞台上にいます。極限まで簡素化された空間で、舞、謡・囃子とで表現されています。
また、能舞台は歌舞伎やなどとは違い、幕で舞台と客席とさえぎられることなく開かれた空間になっているのも特徴的。
能楽の主な登場人物は、シテ方と言って舞台の上で、能面をつけて踊る主人公と、ワキ方と呼ばれる、主人公と会話し、話を進める役割の人たちがいます。
能は現代の話し言葉とは異なり、何を言っているのか分かりにくく、動きも激しくない分、わかりにくい、という声もよく聞きます。
最初は時間が短めの「土蜘蛛」やストーリーがわかりやすい「道成寺」、また「五番目もの」と呼ばれる、鬼などが登場して派手な装束など見た目にも楽しめますよ。
演目を選んで、観に行くことをおすすめします。
【人形浄瑠璃】
人形浄瑠璃は文楽ともいわれていて、ユネスコ無形文化遺産として登録されています。
文楽は、三人がかりの人形を操る人、舞台上手(観客から見て右側)に登場人物の語りを一人で演じる太夫と呼ばれる人、太夫の語りを盛り上げる三味線を弾く人がいます。
大きく分けて、人形、語り手、音楽の三位一体で行われるのが、文楽の大きな特徴です。
文楽も先にストーリーをあらかじめチェックしておくと、さらに面白く感じられるでしょう。
文楽は、能楽のように古語が出てきますが、舞台の上あたりに字幕を映し出すモニターが設置されているので、理解しながら見ることができます。
【歌舞伎】
歌舞伎は無形文化財に指定されている伝統芸能です。現代の歌舞伎の演目は、芝居の歌舞伎狂言と歌舞伎舞踊があります。
歌舞伎の舞台には後見、黒衣後見がいますが、舞台にいないものとして扱うのが歌舞伎の暗黙のルールです。
歌舞伎も他の伝統芸能と同じで、古語が使われますので、あらかじめ演目をチェックしておくともっと楽しく観られます。
会場では音声ガイドを借りるとあらすじもわかりやすく理解も深まり、おすすめです。
これらの伝統芸能は、最初は難しく思えますが、理解すると、とても面白いものばかりです。
着物を着て日本の文化に触れることで、思い出に残る楽しいひと時となるでしょう。
少しでも興味がある方は、ぜひ着物で伝統芸能を楽しんでくださいね。
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おかもとたかこ
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