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着付け初心者さん向け 着物の衣紋が抜けない方の解決策2018.03.20

こんにちは。多千花きもの着付け教室です
今日は衣紋についてご紹介します。きれいな衣紋の抜き具合と、その方法をお知らせします。
「衣紋」とは首のうしろのこの部分。
初心者さんは、「衣紋がすぐにつまってしまう」という悩みをお持ちの方が多いようです。コツさえつかめれば、だれでもきれいに抜くことができますよ。
綺麗に見える衣紋の抜き具合とは?
衣紋の抜き具合は、お好みではあるのですが、一般的に美しい、と言われているのが、左の画像。
左側がちょうどいいとされる「こぶしひとつ分」
中央は詰まっています。子供や男性はこんな感じで衣紋を抜きません。
男性っぽい印象で、なんだか「お侍さん」みたいですね。
右側は、花嫁や芸舞妓さん向け。神楽坂の芸者さんもこんな感じで衣紋を抜いています。ともするとだらしない印象になってしまいます。
ちょうどよい衣紋の抜け具合をキープする、着付けのコツをお伝えします。
衣紋がつまる原因その1
長襦袢の衿を合わせる時、下に引っ張っているor持つ位置が低い。
着付け初心者さんは衿を合わせるときに、手に力が入ってしまい、無意識に手を下に引っ張っている方が多いようです。
対策1→長襦袢の衿を合わせる時に、トップバスト辺りを持ちましょう。下の部分を持つと、どうしても下へ力が入ってしまいます。
対策2→衿を引っ張らずに、斜め上気味に手を動かし、胸をふんわりと包むようにして衿を合わせる
イラストの感じで斜め上にスライドするように手を動かしましょう。バストの外側に、じゅばんの衿の外側がくるようにすると衿の着崩れもしません。
衣紋がつまる原因その2
着付け中、下を向いてしまう、または姿勢が良くない。
姿勢が良くないと、前に重力がかかるので、衣紋がどんどん詰まってきます。衿合わせをしたときはきれいに抜けていたのに、着物を着ているうちに、気が付いたら詰まってる、、という方。
着付け中、足元を見ていませんか?特に着物の身幅を合わせるときに、どうしても足元に目を向けてしまいがち。
対策→鏡を見るクセをつけるのが手っ取り早いです。
衿合わせをするときは鏡に正対(真正面に立つこと)して、衣紋を確認するときは鏡を横に見ましょう。
いかがでしたか?手の動かし方や、姿勢で着こなしが変わるなんて不思議ですよね。ぜひ参考にしてみて、きれいな着物姿を目指しましょう♪
多千花きもの着付け教室は、神楽坂にある初心者専門きもの着付け教室です。
神楽坂駅、江戸川橋駅、牛込神楽坂駅をご利用になれます。

おかもとたかこ

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