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大人のための失敗しない浴衣の買い方|既製品、反物のメリットとは2018.07.04
浴衣を購入する際には、
・反物から仕立ててもらう方法
・既製品の浴衣を選ぶ方法
の二種類があります。どちらの方法で新しい浴衣をつくるか迷っているという40代、50代の方が多いかもしれません。
今回は、既製品の浴衣と反物で作られた浴衣の違いについて、それぞれの特徴とメリットをご紹介しようと思います。
■反物から誂える浴衣の特徴
反物を着る人のサイズに合わせて仕立てるので、着心地がよいのが最大の特徴です。微妙な寸法にも対応してもらえ、正に自分だけの浴衣です。
仕立てには手縫いとミシン縫いの両方がありますが、一般的には手縫いで丁寧に仕立てられます。
当然、手縫いよりミシンの方が安いのですが、浴衣に手縫いをおススメするには訳があります。
洋服と違い、着物は全て直線縫いで、身体の丸みに対応していません。そのためテンションのかかるヒップに負担がかかる特徴があるのですが、そのテンションを分散してくれるのが、手縫いです。簡単に言うと、車のハンドルの遊びと思っていただけるとよいかと思います。
また、白地などの透ける生地の場合は、いしき当てというヒップ部分に当て布をして仕立てるような、細やかな対応もしてもらえます。
反物から作られる浴衣は、既製品の浴衣よりも値が張りますが、それ以上に自分のサイズにあった、自分だけの浴衣を持つことに喜びを感じられます。
■既製品の浴衣の特徴とメリット、デメリット
既製品の浴衣というのは、既に出来上がっている浴衣のことを言います。
工場で大量生産するため、ミシンの縫製で、洋服のようにM、L、LLといった標準的な寸法から自分に合う寸法のものを選んで購入するというのが一般的です。
既製品の浴衣のメリットとしては、購入すればすぐに着られることと、値段が抑えられることでしょう。
しかし、大量生産でコストが下がっているため、生地が粗悪だったり、雑な仕立てであることもあるので、注意が必要です。購入の際には実際に生地を手に取ってみることをおすすめします。
また、既製品の浴衣は、下着の透けを防止するための、いしき当てと呼ばれる当て布がついていません。薄い色の生地は下着が透けることがあります。
質にこだわらずその夏だけの浴衣を着たいという方には良いかもしれません。
購入時に気を付けたいこと
・反物で誂える場合
仕立てに時間がかかるため、納期を確認しましょう。
ミシン縫いか、手縫いかを確認しましょう。
・既製品を購入する場合
生地がしっかりしているか、縫製がしっかりしているか、確認しましょう。
既製品の浴衣と反物から仕立てる浴衣の違いについてご紹介しました。
長持ちする浴衣を手に入れたいという方は、ぜひ反物の浴衣の購入を検討してみてくださいね。
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