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浴衣選びに迷ったら―伝統ある浴衣の柄の種類と特徴についてご紹介2018.06.30
夏本番に向けて、浴衣を準備されている方も多いでしょう。
浴衣には様々な柄があるため、浴衣選びの際にはどんな柄の浴衣にしようかと非常に迷ってしまいますが、そういった方でも、浴衣の柄の種類やそれぞれの柄の意味を知れば、ご自身の好みの柄がはっきりと分かるかもしれません。
日本人が古来から大切にしていた自然との共生。自然のモチーフを衣服に取り入れるのは、正に日本人の感覚なのかもしれません。
今回は、浴衣選びの際の参考になるように、古典的な浴衣の柄とその特徴についてご紹介しょうと思います。
■戦国武将も使ったのには意味がある!「トンボ」
皆さんがよくご存じの「トンボ」は、前にしか進まない性質を持ち、背中を向けてバックすることができません。
そのため、戦国時代の武将たちはトンボを“勝虫”と呼び、不退転(信念を持ち、何事にも屈しないこと)の精神を表すもの、また敵に背中を見せないという強さの象徴として、兜や武具の装飾に用いたり、着物の柄に好んで使っていました。
現代でも、トンボは縁起の良い象徴として、男女問わず夏の着物や浴衣でよく使われています。
■儚く涼しげな印象を与えてくれる夏の花「紫陽花」「朝顔」「ききょう」「クレマチス」など
青や紫といった涼感あふれる色合いが多い夏の花は、女性らしさと涼しげな雰囲気を醸し出してくれることでしょう。
■季節をちょっと先取り「萩」「秋の七草」
着物の世界は、季節をちょっと先取りするのがおしゃれと言われます。そういった意味があるのかどうかわかりませんが、浴衣の柄にとても多いのが「萩」
コーヒー豆のような愛らしい萩の実は、大人可愛いキュートさを演出してくれるでしょう。
■華やかさを演出したい方におすすめの「蝶」
不老不死の象徴とされている蝶は、大空にはばたいていく強さと、ひらひらと舞う優雅さと「エレガンス」さを感じます。
歴史を見ても、桓武平氏の旗印として用いられたり、公家装束の意匠にも使用されたりして、古来から親しまれている模様です。
華やかで女性的なイメージがあるので、女性らしくエレガントさを求める方におすすめです。
■これぞ日本、「梅」「桜」「菊」
夏の季節には咲きませんが、梅や桜、菊などは日本気品のある日本人女性のイメージを与えてくれますね。
いかがでしょうか?流行に左右されない古典柄の浴衣は、何年たっても飽きずに着ることができますよ。参考にしていただけると幸いです。
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おかもとたかこ
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