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はじめて着物をつくるとき、選び方のポイントとは2018.10.11

はじめて着物をつくるとき、選び方のポイントとは

こんにちは。神楽坂駅5分、多千花きもの着付け教室です。

お母様や親戚の方からのお譲り着物をお持ちの方も、そうでない方も、自分で着物を誂えようと思う時、何を基準にして選ぶと失敗しないのでしょうか?

何をどう選んだらいいのかわからない着物初心者さんのための、着物の選び方のポイントをお知らせいたします。

一番最初に考えることは、予算でなく、○○です

着物を選ぶときに一番大切なのは、TPOです。これはお洋服にも言えることですが、オフィスとプライベートで着る洋服選びが違うように、着物でも同じことが言えます。

着物を仕事で着るという方はそう多くはないかもしれませんが、「冠婚葬祭」「茶道で着る」「オフタイムで着物を楽しむ」だいたいこの3つに分かれるでしょう。

冠婚葬祭では、主役を引き立たせるために着る

冠婚葬祭の葬は別にして、他の行事は華やかで悦ばしいシーンですよね、自分以外の主役を引き立たせる装いです。訪問着や付け下げなど、格の高い着物と袋帯で臨みたいものです。結婚式などでは自分自身がどんな立場なのか、またご親戚などとの釣り合いなども考えると尚良いでしょう。

茶道で着物を着るときは、先生や社中の方に確認を

お稽古はともかく、お茶事や初釜など、どんな時にどんな着物を着るのかは先生や社中の方々によって大きく異なるようです。

私は裏千家の先生のところに通っています。男性の先生ということもあり、着物については言われたことがありませんが、同じ裏千家でも「色無地でないといけない」はたまた「付け下げで紋がついていなくてはいけない」「紬でなければなんでもいい」など、その先生によって色々な考え方があるようです。

また、お茶事の格によっても選ぶ着物が異なりますので、先生や社中の方に確認すると良いでしょう。

茶道の着物で避けたいもの

1刺繍を多用している着物。正座をすることが多いので、刺繍の部分が畳と擦れて刺繍糸が切れる可能性があります。

2紬の着物。素材にハリがあるものが多く、建水のなかに袖が入ってしまうなど事故が起きやすいです。また、紬はどんなに高価なものでも普段の着物なので、そういった着物でお客様を迎えるのは失礼だ、という考えもあるようです。

 

どの流派にも共通することは、着物はあくまでも脇役であって主役ではないということ。控え目でかつ品格の高いものが求められます。

また、お道具を傷つける可能性のあるもの、例えば帯留や指輪やピアスなど、お道具よりも硬い素材のものは身に着けてはいけません。

オフタイムの着物は自分の好きなものを好きなように

オフタイムは自分が主役です。好きなものを好きなように着て、思う存分着物というファッションを楽しみましょう。私は無地感覚の紬に、遊びごころのある帯を選ぶのが好きですね。お洋服と違い、流行がありませんから長く楽しむことができます。着付けのしやすい着回しのきく紬が一枚あると便利です。

自分が主役の着物は、好みとセンスを大事にして、ワクワクする感覚で選ぶと楽しいですよ。

多千花きもの着付け教室は完全個人レッスン、オーダーメイドカリキュラムの着付け教室です。

新宿区神楽坂駅より徒歩5分、文京区江戸川橋駅より徒歩7分、新宿区牛込神楽坂駅より11分

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おかもとたかこ

神楽坂、多千花きもの着付け教室主宰。理論的でわかりやすい個人レッスンが人気。海外在住の生徒さんも多い。

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