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後悔しない!リサイクルのアンティーク着物や帯で失敗しない方法2017.11.28
こんにちは。
最近はフリマやリサイクルショップで、アンティークの着物や帯を購入する方も増えました。掘り出し物があったときのうれしさもあるし、とても良い買い物ができたときの高揚感?もあると思います。特に着付けを習いはじめた方や、着物の初心者さんにとっては強い味方になるでしょう。
でも、ちょっと待って。いくらお買い得だと思っても、思わぬ落とし穴があります。今日はアンティークの着物や帯を買う時の注意点をお知らせしたいと思います。
そのアンティーク着物や帯は、検針済みの品物ですか?
私たちが新品で物を買う時、必ず品物のどこかに、この【検針済】という印刷や、シールが貼ってあります。
「PL法」という言葉を耳にした方も多いと思います。これは「製造物責任法」の通称で、製造業者等の損害賠償責任について定められました。物づくりをしている方等は、引き渡した製造物の欠陥で、人の生命、身体又は財産を侵害したときは、損害賠償をしなくてはならない、というもの。
この法律ができてから、呉服業界をはじめアパレルメーカーはとても神経質になりました。例えば、買った洋服に針が入っていたら、それは製造者の責任になるという事になるのですね。着物や帯をお客様にお渡しする際に、仕立て屋さんや呉服屋さんは、必ず検針器で針が残っていないかどうかチェックするようになりました。
ところが、この「PL法」は「製造業者等」に限られているのです。リサイクルの着物を扱っている業者さんやフリマなどは全く関係がないので、針が入っている可能性はゼロではありません。
買って後悔しないために。。アンティーク着物と帯「あるある」
着物あるあるです。
- 着物の袖の寸法と、手持ちの襦袢の袖の寸法が合わない
(袖から襦袢が見える、着物の袖の中で襦袢が泳ぐなど) - 身丈や身幅が自分の寸法と合わない
(おはしょりが出ない、身幅が合わないので歩くと襦袢が見えそうなど)
解決策・・自分の襦袢の寸法を知っておくことで回避できます。
帯あるある
- 長さが短くて結ぶのが一苦労
解決策・・アンティーク帯は、現代の帯よりも10センチ~長いと30センチ短いものがよくあります。購入する場合は、名古屋帯で3メートル60センチ前後以上、袋帯で4メートル30センチ前後の長さがあるといいでしょう。
アンティーク着物や帯は、お値打ち品に巡り合うこともありますが、同時にこういった盲点もあります。ぜひ上手に使って楽しいキモノライフを送ってください。
多千花きもの着付け教室は、神楽坂にある初心者専門きもの着付け教室です。
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おかもとたかこ
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