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季節を楽しむのは究極の楽しみ!「季節」と「着物」の関係2018.01.30
季節を楽しむこと。洋服はその形で季節感がありますが、着物は一年を通して、形は変わりません。暑いからと言って半袖にしたり、丈を短くしたりできないのです。素材や柄で、四季を楽しむ、それが着物の醍醐味とも言えます。
季節の移ろいをとらえた、素敵な着物生活を実現していただければと思います。
■季節感のある柄で、その季節を楽しめるのが着物の醍醐味
着物の柄には、季節感のある柄とない柄がございます。
季節のある柄というのは大変分かり易く、
- 桜や梅のような「花や植物」
- お正月や桃の節句のような「風物詩」
- 雪景色や紅葉のような「自然風景」
このような季節感あふれる柄は、その季節に見合った時期に身に着けることで、おしゃれ感が出ます。例えば紅葉が終わっている1月に紅葉の柄の着物は、見ている人に「あれ?」と違和感を与えますし、春に雪景色というのもおかしいですね。
その季節の柄は、その季節にしか身にまとえない。
逆に言うと、いつでも着られるものよりも、今しか着られない、という気持ちになることが、季節を楽しむ、ということになるのです。
■季節を問わない文様は、初心者さんも使いやすい
一方、季節のない柄には、幾何文様・生活財文・人物文様・文字文様・想像上の動物など、古来から様々な文様が使われてきました。魔除けや吉祥文様がその代表的なものと言えるでしょう。
上の柄
左から「青海波」「麻の葉亀甲」「麻の葉」「紗綾型くずし」
下の柄
左から「七宝」「矢絣」「紗綾型」「亀甲」
どの柄も、おめでたい柄や、魔除けの意味、不老長寿を願う柄、縁起の良い柄など、季節を問わず着物や帯に用いられる柄の代表です。
着物の文様は、他にもたくさんの種類がありますが、その柄には様々な願いや意味が込められています。その柄の意味を知ることで、もっと楽しんでみましょう。
多千花きもの着付け教室は、神楽坂にある初心者専門きもの着付け教室です。
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おかもとたかこ
神楽坂、多千花きもの着付け教室主宰。理論的でわかりやすい個人レッスンが人気。海外在住の生徒さんも多い。
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