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着物でお子様の卒業式へ。思い出に残る1日は何を着よう?2018.02.27

着物でお子様の卒業式へ。思い出に残る1日は何を着よう?

お子様の卒業式は、お子様にとってもお母様にとっても思い出に残る一大イベントです。

お子様の門出に相応しい装いで晴れの日を迎えたいものです。中でも着物は先生方にも礼を尽くした装いで、学校の格があがります。着物姿のお母さまが多いと、先生方もお子様も誇らしい思いを抱くのではないでしょうか。

着物姿は卒業式に最適です。では、どのような着物を選ぶと良いのでしょうか?

 卒業式はセミフォーマル

冠婚葬祭の次に位置する「式典」。言うまでもなく卒業式は学校という公の場で行われる式典です。洋服であれば、上質なスーツやワンピース、ブラックフォーマルといったセミフォーマルな装いで列席される方が多いですね。着物も同様に、セミフォーマルなものを選ぶと良いでしょう。
着物は準礼装・略礼装と言われる、訪問着や付け下げ、色無地、帯は袋帯でも名古屋帯、どちらでもかまいませんが、格調の高い柄ゆきのものを選ぶと良いでしょう。

<訪問着>
訪問着は、縫い目を超えて柄が絵のようにつながっており、華やかさがあります。

<付け下げ>
訪問着ほど柄は多くなく、絵のようにつながってはいませんが、控えめな華やかさがあります。格調の高い着物ですので、卒業式で着られるのに最適です。訪問着ほど華やかでなく、色無地ほど控え目ではないため、使い勝手の良い着物と言えます。

<色無地>
色無地は、その名の通り一色で染められた着物です。柄がない分、色や生地の良し悪し、地紋が際立ち、凛とした上品さがある着物です。列席者に洋服のお母様が多くても、色無地なら目立ちすぎず、一味違う美しさとして映えるのではないでしょうか。

 

どんな着物でも明るいピンク系やクリーム系、水色などの綺麗な色は、場を明るくし、卒業式の晴れやかな場に良く合います。万人受けする色とも言われ、好感度も高く、選ばれる方も多いのではないでしょうか。

このように格のある着物に袖を通すことで、お子様にとってもお母様にとっても、思い出に残る卒業式となるでしょう。

 着物選びに迷ったときは?

どんな着物でも、一つ紋(背中に家紋が入っている)セミフォーマルな着物としてお召しになれます。また、家紋がなくても、帯によってはフォーマルな印象を与えます。

袋帯はお太鼓部分が二重になることから、慶事に重宝されますが、柄がオシャレっぽいものであれば、袋帯だとしても卒業式には不向きです。

お太鼓部分が一重の名古屋帯だったとしても、柄が格調の高いもの、下記のような特徴であれば全く問題ありません。

・亀甲や七宝、浮線丸などの吉祥文様や、植物であれば桐文様など

・季節感がないもの

・金糸銀糸が多く使われている

卒業式に列席される際、ドレスコードが指定されているわけではありませんが、一般常識として場の雰囲気を壊さないことが一番重要なのではないでしょうか。

訪問着、付け下げ、色無地の着物であれば、卒業式で大きく外れることはないでしょう。
それでも心配な場合は、コーディネートの相談に応じてくれる呉服店やサロンもあります。
卒業式の主役はあくまでお子様です。お子様の卒業というおめでたい日が、お母様にとっても思い出に残る1日になることを祈っております。

多千花きもの着付け教室は、神楽坂にある初心者専門きもの着付け教室です。

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おかもとたかこ

神楽坂、多千花きもの着付け教室主宰。理論的でわかりやすい個人レッスンが人気。海外在住の生徒さんも多い。

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