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お着物にそのメイクで大丈夫ですか?50代に本当に似合う着物メイクとは2018.04.10
お着物を持っていて着ることもあるけれど、洋服の時と同じメイクで良いのか?また、着物に合うメイクの方法があまり分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。それもそのはず。
お着物を着たときに普段と同じメイクをしてしまうと、お顔が映えなかったり、逆に浮いたりしてしまうことがあるのです。
そこで今回は、みなさまにお着物をより楽しんでいただくために、50代の方に似合う和装メイクの仕方についてお話いたします。
〇お着物に合うメイクってどんなメイク?
◆ナチュラルな立体感が素敵。着物を着るからといって、塗りすぎはNG
お着物を着られる際のメイク、お顔にも華やかさを出すために「肌の色はワントーンアップして」と聞いたことのある方もいらっしゃるかもしれませんね。
ですが、肌の色と首の色が分かれてしまうほどのファンデーションは逆効果。いかにも塗ってる感が出てしまって不自然です。
着物だからといって、ファンデーションを白くする必要はありません。
また、お着物をお召しになっている50代女性にありがちなのが、つい張り切ってしまって、いつもより厚塗りになってしまう方。
せっかく着物を着るのだから、といって、コンシーラーやファンデーションを重ねて厚塗りするのは、老けてみえてしまいます。
シミを隠したい気持ちは誰しも同じですが、カバー力のあるファンデーションは、顔一面に均一に塗らずに、フェイスラインや目元などは薄く塗るようにしたほうがきれいな仕上がりになります。
また、ハイライトをうまく活用することで、ファンデーションの厚塗りを防ぐことができます。ツヤ感があるハイライトをサッと顔に入れることで、自然な立体感がでます。
着物でも洋服でも、まずは素肌がきれいなことが一番。着物を着る前夜からしっかりと保湿をして、肌のコンディションを整えることも忘れずに。
◆着物に合うアイブロウのポイント。やさしく、なだらかな眉がgood
眉毛は人の印象の大半を決めているといっても過言ではありません。一説によると、印象の6割が眉だという説も。。
そして、お着物には、「やさしい」「やわらかい」印象の眉毛がよく合います。
眉の長さで迷ってしまうかたは、画像のように、小鼻、目尻、眉尻、が一直線になるようにすると良いでしょう。
また、アイブロウを書くときに、気を付けたいのがメイク道具。ペンシルひとつ、パウダータイプひとつ、よりも複数のアイテムを使うと奥行きが出ていい感じになります。アイシャドウで使っていない赤系、濃いピンクなどはアイブロウにも使えますよ。
◆アイメイクはどうする?着物との相性の良い50代のアイメイク
目元にラメやパール系のアイシャドウを利用するとキラキラしてきれいですが、一方でシワが目立つという側面もあります。洋服のときにはキラキラしている雰囲気はマッチしますが、着物だと悪目立ちするかも。。目元は控え目なパール系がよさそうです。
まぶたのくぼみが気になる50代、昔よりもなんだか目元のメイクが決まらないと思っている人も多いかもしれません。
そんな50代の目元は、アイシャドウよりもアイラインとマスカラが強い味方。艶やかな目元を目指しましょう。
アイラインを引くのが苦手、、とおっしゃる方は、ペンシルよりもリキッドアイライナーがおススメ。スタンプのように「押して引く」感じで引くとうまく描けますよ。また、マスカラ下地を塗ってから、マスカラを使うと、持ちが良くなります。今まで使ったことがない方、ぜひ使ってみてください。
◆チークは普段よりも明るめに
チークを入れると顔色がグッと明るくなりますよね。
お着物を着る場合には、普段使用されている色より少し明るめの、ピンクやオレンジをふんわりと。アゴと額にもサッとブラシでなぞると、血色が良い華やかな印象になります。
◆口元は明るく華やかに
着物の時の口元は、ナチュラルなベージュ系の色よりも、華やかな明るい色が似合います。
色をしっかり出すためにも、口紅を塗る前にはコンシーラーで唇の色で消すようにしましょう。年齢とともに、くちびるの輪郭がぼやけてくるので、リップライナーで輪郭をとるのも良いですね。
最近流行しているティントタイプの口紅は落ちにくく、お茶会などなかなかメイク直しができない時にはおススメです。ただ、ティントタイプは乾燥しやすい特徴があるので、50代にとっては少し工夫が必要。必ずリップクリームなどで下地をつくって、その上に塗るといいでしょう。
以上、50代のみなさまに似合うお着物のメイクについてお話してまいりました。
若々しくなおかつ華やかに、が、お着物をきれいに着るためのポイントです。
新しくメイク道具を揃えなくても良い方法もございましたので、ぜひ試してみてくださいね。
今よりお出かけが楽しくなること間違いなしですよ。
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おかもとたかこ
神楽坂、多千花きもの着付け教室主宰。理論的でわかりやすい個人レッスンが人気。海外在住の生徒さんも多い。
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