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着付け教室のクレームからわかる着付け教室選び方の極意 後編2017.11.03
こんにちは。
今回は一部の着付け教室で発生しているクレームについて紐解いていきましょう。ネットの書き込みでは、着付け教室の評判や口コミでクレームが見られますね。
クレームの理由は生徒さんへの様々な「無理強い」が原因ではないかと思います。具体的な例をあげて2回にわたって解説します。前編では「お免状」や上のコースについての勧誘について書きましたが、今日はその後編です。
着付け小物や着物などをしつこくセールスされる
もともと買うつもりの方には何の問題もないのですが、買うつもりがない人は、稽古に必要だといわれ、最初に教室指定の小物を買うことを強く勧められたことで不快に思う方もいらっしゃるようです。
着付けの方法は教室によって様々な手順があり、その手順によって使う小物も教室によって異なります。指定の小物購入が前提になっていることがありますが、例えば、自分が学生で、入学したい学校に制服があれば、その制服を購入する必要があります。その感覚に近いかもしれません。
ただ、自分が既に持っているもので代用できるのに、強く購入をすすめられる場合は、その学校の営業方針か、先生にノルマがあるか、お給料が売上マージンで成り立っているか、そのどれかでしょう。
体験レッスンがなぜ大事か
体験レッスンや、事前に問い合わせする機会をフル活用しましょう。自分の小物が使えるかどうか、また、使えないと言われたら、理由をきちんと聞いて納得できる説明があるかどうか、そういった点を確認してみると入学してからのギャップは少ないはず。小物を極力使わない着付け教室を選ぶのも方法のひとつです。
販売会が行なわれている教室では、欲しいもの、必要なものをちゃんと見極めることが必要です。職人さんの技術が素晴らしい事と、自分のライフスタイルやTPOに合う事とは、別次元の問題です。ちょっとしたお出かけの時に着物を着たいのに、訪問着や袋帯を買わせようとするのは、生徒さんの立場に立っていない証拠。しつこく購入をすすめられたり、無理なローンを提案されたりしたときには、理由をあれこれ言わずに、ただ「買いません」と、はっきり告げる勇気を持ちましょう。着物や帯は買わされるものではなく、愛情を持って買うものです。
周りの生徒さんが全員買って、購入せざるを得ない状況になったり、また、買わないことで先生の態度が変わって教室にいづらくなったりして、不快に思った方が口コミでクレームとして書いていることがネット上で目立ってしまうのかもしれません。
また、ネット上でクレームにあがる着付け教室は、ほとんどが大手の着付け教室で、個人の着付け教室の名前が挙がっていません。数の問題なのか、実態がないのかはわかりませんが、いずれにしてもネットの情報を鵜呑みにせず、自分の眼で確かめて、気持ちよく着付け教室に通いたいものですね。
多千花きもの着付け教室は、神楽坂にある初心者専門きもの着付け教室です。
神楽坂駅、江戸川橋駅、牛込神楽坂駅をご利用になれます。
おかもとたかこ
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