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楽しみ方が増える|大人向け浴衣の生地、素材をご紹介します2018.06.18

楽しみ方が増える|大人向け浴衣の生地、素材をご紹介します

40代、50代の女性の方の中には「浴衣の生地の素材」について、気になっている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

浴衣はどうしても「デザイン」や「柄」に目が行きがちですが、着心地を左右するのは「生地」です。年齢を重ねて肌が過敏になったり、汗をかきやすくなったりして、40代、50代の女性にとって肌ざわりや着心地は本当に大事。

浴衣=綿素材がほとんどですが、綿と一括りにいっても、浴衣に使う綿の生地にはいくつもの種類があり、「透け感」にも違いが生まれます。

その透け感が醸し出す雰囲気の違いは、大人の浴衣の印象を左右する重要な要素であると言えるのです。

そこで今回は、「大人向け浴衣の生地や素材」についてご紹介いたします。

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【これぞ浴衣!という定番の浴衣生地はコーマ生地】

浴衣の代名詞ともいえる定番となったコーマ地は、高度に精錬され耐久性のある木綿(コーマ糸)を用いた生地です。

同じコーマ地のものでも、使われる糸の太さには違いがあり、細い糸であればあるほど着心地が良くなります。透け感はほとんどありません。

【綿絽(めんろ)の透け感には高級感があります】

綿絽とは、画像のように横に隙間が入るように織られた生地です。隙間があることで生地が透け、独特な高級感、涼感があります。隙間の入れ方にも均一にいれたり、3本おき、5本おき、などの違いがあります。

前述のコーマ地と違い、お襦袢や衿をプラスして夏着物としてもお召しになれます。

【紅梅(こうばい)で涼しげな印象を演出】

紅梅とは、薄手の地に太めの色を織り込むことで、格子状の凹凸を表した生地で、近くで見るとワッフルのような柄が連続して見えますね。

格子が凹凸→勾配→紅梅という風になり、紅梅という名前がつけられたと言われています。

高級感のある独特な涼しげな印象が特徴で、綿紅梅のほか、絹紅梅、綿麻紅梅などがあります。

特に絹紅梅はその高級感から「いつかは着たい」と着物ファンからは憧れの的。浴衣というよりも夏の着物と呼ぶのにふさわしく、お襦袢を着る必要があります。

 

以上、浴衣の生地の素材についてご紹介しました。

表面のデザインや模様を見て、浴衣を選ぶ方も多くいらっしゃいますが、生地や素材にもより興味を持ってみると、奥深い浴衣の魅力を感じられると思います。

 

多千花きもの着付け教室は完全個人レッスン、オーダーメイドカリキュラムの着付け教室です。

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おかもとたかこ

神楽坂、多千花きもの着付け教室主宰。理論的でわかりやすい個人レッスンが人気。海外在住の生徒さんも多い。

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