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着物にはどんな道具や小物が必要?揃える前の予備知識2018.01.06
お着物にはファスナーやボタンなどがない代わりに、着物を身体に密着させるための便利な道具や小物が必要です。
着物を着るためには、着付けに必要な道具や小物を揃えなければなりません。
ご自身で着付けをしない方は、何が必要なのかわからないというお悩みをお持ちかと思います。
着物の着付けに必要な小道具は、着付け師さんや、着物の種類よって若干異なるものの、ほぼ種類が決まっています。
そこで、着物を着るのに必要な小道具をご紹介しますので、ご自身で着付けをする際のイメージづくりにお役立てください。
■着物を着つけるための小道具や小物
一般的に、このような小物が着付けに必要です。着物を着るときに、身体にそのまま締めるものと、着つける時の補助として使うものとがあります。
・ひも類(用途・・腰ひも、胸ひも、帯結びの際に使う仮ひもなど)
・伊達締め
・帯板
・帯枕(お太鼓結びの時のみ)
・衿芯
・和装用クリップ
・コーリンベルト
着物になじみのない方だと、書いただけでは何が何だかわからないと驚かれたかもしれません。それでは、詳細をご説明します。
1肌着や足袋など、着物を着る前に身に着ける小物
肌着や足袋は、着物を着つける前に身に着けます。お洋服では下着や靴下にあたるものです。肌着は、夏に適した吸汗性にすぐれた素材や、温かい素材のものなど、季節に応じた肌着がありますので、自分に合ったものを探してみましょう。
足袋は、ストッキングやソックスと違い、あまり伸縮性がありません。サイズもさることながら、幅や甲の高さなど、足にぴったりするものを選ぶと楽です。
2着物を身体に密着するための道具(ひも類、伊達締め、コーリンベルト)
ひも類は、用途によって適した素材や長さがあります。着物を身体に密着させる時に使う「こしひも」用のひもは、ゆるまずにきっちりと止まる正絹やモス素材のひもが適していますし、帯結びなどの補助で使う「仮ひも」は途中はずしてしまうので、ポリ素材のスルスルした素材のものがいいでしょう。たたみ方はこちらに詳しく書きましたので、ごらんください。
伊達締めは衿合わせをおさえるもので、正絹のものがおススメです。
コーリンベルトは着崩れを防ぐための道具、純正品がおススメです。
3着物をきれいに見せるための道具(帯板・帯枕・衿芯)
帯板は、帯の前部分にはさんで、帯にしわが寄らないようにする板状のものです。値段が安いものは、硬い素材を使っていることが多いです。身体に負担をかけますので、適度な柔らかさで身体に沿うものを選びましょう。
帯枕は、お太鼓結びをする際、帯の後ろ姿を決めるのに重要な役割を果たします。幅や厚みによって、微妙に帯の形が変わりますが、年を重ねるとともに、帯の位置が低く、お太鼓全体もこじんまりとしてきます。帯枕をくるんである生地は、しっかりと締められ、かさばらないガーゼ素材がおススメです。
衿芯は長じゅばんについている半衿をピシッと整える、下敷のような役割を果たします。
基本的に着付けの道具は大まかに決まってはいますが、着付けをする美容師さんによっては多くのひもを使うかたもいらっしゃいます。また、着付け教室によっては教室指定のものを購入するところもありますので、確認してみましょう。
多千花きもの着付け教室は、神楽坂にある初心者専門きもの着付け教室です。
神楽坂駅、江戸川橋駅、牛込神楽坂駅をご利用になれます。
おかもとたかこ
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